132 鍋島染付童子雪合戦文三脚付大鉢
製作年代 天和〜生徳(1681−1716年) h8.0cm d30.5cm

染付尺皿の中にこれに比肩する作品はなく鍋島最高の傑作である。文様は雪景を背景に大樹の下で雪合戦に興じる童子を描いた極めて珍らしいもので、表現、技巧何れの面から見ても他の追従を許るさないものである。
染付の香り高き発色、尊厳な器形何一つをとりあげても優れたもので日本に伝世する染付大皿の中にあって、群を抜く第一級の作品である。裏面の木蓮折技模様は最上手のもののみに施され風格と気品は神技である。